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Wide Voiced Triad
シンプルな「Triad」の音を転回させてみましょう。
次の動画ではTriadの「3rd」や「5th」をベース音にして弾いてみましたので、コードの響きを確認してみてください。
Wide Voiced #1
Wide Voiced #2
Wide Voiced #3
この様にコードの音符配置を変えるだけでもサウンドに厚みが出てくる事が分かったと思います。
難しいテンション・コードを研究するのも良いかと思いますが、シンプルなコードでイントロやエンディングなどを弾くのも良いかと思います。
Wide Voiced Triads
Tritone Substitution (トライトーン・サブ)
最後に「Tritone Substitution」について解説します。
一般的には「トライトーン・サブ」と呼ばれますが簡単に言うと「代理コード」の事です。コード同士で「同じトライトーン」を含んでいれば互いに代理コードとして使用できます。
<Chapter 11>でも少し触れたんですが、基準の音から「3全音」の距離にある音の事をトライトーンと言います。
おぼえ方は「#4thの関係」です。もちろん「♭5thの関係」でも結構です。(異名同音)
わかりやすく解説するためにまずは「G7」を用意します。
ここで「3rd」と「♭7th」に注目してください。「B」と「F」はお互いに3全音の間隔ですね。
同じように「B」と「F」を「3rd,♭7th」に持っているコードがあります。それは・・・「D♭7」です。
構成音を確認してみましょう
「3rd」と「♭7th」が入れ替わっているが、2つの音が確認できますね。
したがって「D♭7」は「G7」の代理コードとして使えると言う話です。
当然ながら「G7」は「D♭7」の代理にもなります。
「G7」は「CM7」に向かう力が働き、「D♭7」は「G♭M7」に向かう力が働きますが、実はこのトライトーンの持つ性質上、どちらにも解決する事ができます。
次の動画を見れば違和感の無い流れであることがわかるでしょう。
Tritone
Tritone Sub
コードに関してはとても奥が深くて研究しがいのある分野です。ここでの内容を参考にしてあなた自身で次のステージに向かってください。
次章ではトライアドの転回形をまとめた資料を載せています。