前章でお話した「ダイアトニック・コード」にはそれぞれ「スケール」というものが派生します。それを「ダイアトニック・スケール(Diatonic Scale)」といいます。
臨時記号「#」「♭」が付かない「Key=C」で解説します。
コンテンツ
① Ionian (アイオニアン・スケール)
R(ルート), 2, 3, 4, 5, 6, 7
このスケールは<Chapter1>で説明した「Cメジャー・スケール」ですが、別名「アイオニアン・スケール」とも呼ばれます。
![](https://improguitar.com/wp-content/uploads/2020/05/c_major_scale-4.png)
② Dorian (ドリアン・スケール)
R, 2,♭3, 4, 5, 6,♭7
「Cメジャー・スケール」の第2音から弾くと「D ドリアン・スケール」になります。
![](https://improguitar.com/wp-content/uploads/2020/05/d_dorian_scale-1.png)
D Dorian Scale
![](https://improguitar.com/wp-content/uploads/2020/05/p11-1-1024x387.png)
③ Phrygian (フリジアン・スケール)
R,♭2,♭3, 4, 5,♭6,♭7
「Cメジャー・スケール」の第3音から弾くと「E フリジアン・スケール」になります。個人的には好きなスケールです。「♭2」と「♭6」のサウンドが特徴的です。
E Phrygian Scale
![](https://improguitar.com/wp-content/uploads/2020/05/p12-1-1024x387.png)
④ Lydian (リディアン・スケール)
R, 2, 3, #4, 5, 6, 7
「Cメジャー・スケール」の第4音から弾くと「F リディアン・スケール」になります。
このスケールもいいですね。「Maj7(#11)」サウンドです。
F Lydian Scale
![](https://improguitar.com/wp-content/uploads/2020/05/p13-1-1024x387.png)
⑤ Mixolydian (ミクソリディアン・スケール)
R, 2, 3, 4, 5, 6,♭7
「Cメジャー・スケール」の第5音から弾くと「G ミクソリディアン・スケール」になります。
G Mixolydian Scale
![](https://improguitar.com/wp-content/uploads/2020/05/p14-1-1024x387.png)
⑥ Aeolian (エオリアン・スケール)
R, 2,♭3, 4, 5,♭6,♭7
「Cメジャー・スケール」の第6音から弾くと「A エオリアン・スケール」になります。これは別名「ナチュラル・マイナー・スケール」です。
A Aeolian Scale
![](https://improguitar.com/wp-content/uploads/2020/05/p15-1-1024x387.png)
⑦ Locrian (ロクリアン・スケール)
R,♭2,♭3, 4,♭5,♭6,♭7
「Cメジャー・スケール」の第7音から弾くと「B ロクリアン・スケール」になります。このスケールもフリジアンと同様に「♭2・♭6」を含んだサウンドです。
B Locrian Scale
![](https://improguitar.com/wp-content/uploads/2020/05/p16-1-1024x387.png)
今回は、「Key=C」で解説しましたが、他のKeyでも試してみてくださいね。