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ダイアトニック・スケール 【前半】

前章でお話した「ダイアトニック・コード」にはそれぞれ「スケール」というものが派生します。それを「ダイアトニック・スケール(Diatonic Scale)」といいます。

臨時記号「#」「♭」が付かない「Key=C」で解説します。

① Ionian (アイオニアン・スケール)

R(ルート), 2, 3, 4, 5, 6, 7
このスケールは<Chapter1>で説明した「Cメジャー・スケール」ですが、別名「アイオニアン・スケール」とも呼ばれます。

C Ionian Scale

② Dorian (ドリアン・スケール)

R, 2,♭3, 4, 5, 6,♭7
「Cメジャー・スケール」の第2音から弾くと「D ドリアン・スケール」になります。

D Dorian Scale

D Dorian Scale

D_Dorian Scale

③ Phrygian (フリジアン・スケール)

R,♭2,♭3, 4, 5,♭6,♭7
「Cメジャー・スケール」の第3音から弾くと「E フリジアン・スケール」になります。個人的には好きなスケールです。「♭2」と「♭6」のサウンドが特徴的です。

E Phrygian Scale

E_Phrygian Scale

④ Lydian (リディアン・スケール)

R, 2, 3, #4, 5, 6, 7
「Cメジャー・スケール」の第4音から弾くと「F リディアン・スケール」になります。
このスケールもいいですね。「Maj7(#11)」サウンドです。

F Lydian Scale

F Lydian Scale

⑤ Mixolydian (ミクソリディアン・スケール)

R, 2, 3, 4, 5, 6,♭7
「Cメジャー・スケール」の第5音から弾くと「G ミクソリディアン・スケール」になります。

G Mixolydian Scale

G_Mixolydian Scale

⑥ Aeolian (エオリアン・スケール)

R, 2,♭3, 4, 5,♭6,♭7
「Cメジャー・スケール」の第6音から弾くと「A エオリアン・スケール」になります。これは別名「ナチュラル・マイナー・スケール」です。

A Aeolian Scale

A_Aeolian Scale

⑦ Locrian (ロクリアン・スケール)

R,♭2,♭3, 4,♭5,♭6,♭7
「Cメジャー・スケール」の第7音から弾くと「B ロクリアン・スケール」になります。このスケールもフリジアンと同様に「♭2・♭6」を含んだサウンドです。

B Locrian Scale

B_Locrian Scale

今回は、「Key=C」で解説しましたが、他のKeyでも試してみてくださいね。

ABOUT US
TKex-musician
ミュージシャンを目指してニューヨークに5年ほど留学し、現地でたくさんの事を学びました。このブログは私が学んできたジャズ理論の集大成です。ちなみに2014年に音楽活動から退き、現在はのんびり楽しく暮らしています。