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アウト・フレイジング その4

ホールトーン・スケールについて解説していきます。これは大変おぼえやすいので助かります。しかも、パターンは2つしかありません。

①「C」から全て「全音」で弾く

C Wholetone Scale

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②「D♭」から全て「全音」で弾く

D♭ Wholetone Scale

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このスケールはコードが「aug7」の時にマッチしますが、「ドミナント7th」や「m7」でもどんどん活用できます。

コード「Cm7」の時にあなたなら①と②のどちらを選択しますか?「Cm7」に解決する前に使用する場合は②がお勧めです。

最後に「Triad」を使用した「アウトフレイズ」を紹介します。

コード「Cm7」=「Key of B♭」で以下の「Triad」を使用してみましょう。

「E♭ Triad」「F Triad」
「B♭ Triad」「G Triad」
「A♭ Triad」「D Triad」
「B Triad」

「Cm7」の上で全く違うコード進行を重ね合わせる「Superimpose」と言う方法があります。では実際にスーパーインポーズさせた例を見てみましょう。

Triad #1


Triad #1

Triad #2


Triad #2

この方法は組み合わせ次第で強力なアウトフレイズを生み出せるとてもクリエイティブなアプローチです!トライアド以外でも試してみてください。

では「どんなコードを組み込めばいいのか?」

それは・・・あなたの自由です!

最後に「アウトフレイズ」で紹介した内容を取り入れた実演動画で終わりにしたいと思います。

Out Phrasing (Ad-lib) コード「Cm7」の上でアドリブ演奏


Out Phrasing (Ad-lib)

このプログラムはこれで終了となりますが、ここで紹介した方法が全てではありません。まだまだ他にも沢山のアプローチが存在します。

あなたなりに整理し、ご活用ください。

ABOUT US
TKex-musician
ミュージシャンを目指してニューヨークに5年ほど留学し、現地でたくさんの事を学びました。このブログは私が学んできたジャズ理論の集大成です。ちなみに2014年に音楽活動から退き、現在はのんびり楽しく暮らしています。